1518年7月
フランスの街ストラスブールの広場でフラウ・トロフェアが踊り始めた。
彼女は1週間近く踊り、音楽はなく、それが始まりだった。
当初、周囲の人々は彼女を好奇の目で見つめたが次第に彼女に続いて何百人もの人々が手足を血に染め制御を失ったように踊り続けた。
舞踊病/コレオマニアと呼ばれる現象はその後も各地で続いた。
本作りにおける〈共同作業〉のあり方を基に、舞台芸術の手法を応用し、ジャンル、立場、性質を問わない様々な人々との交流、実践を行うプロジェクトです。異なる現実がストリート上にて同じ緊急状態で直面することを「verse-paradox」と呼称し、「今、ここーここではないどこか」を繋ぐ試み
この記事へのコメントはありません。